INTERVIEW

欠品を出さない
物流調整

営業事務
2018年入社

営業部員に気持ち良く仕事をしてもらうために
多岐にわたる仕事をこなすのが営業事務

営業事務というと、どんな仕事をイメージしますか? 実は、業務の内容はかなり広範囲です。物流、出納、販促金の管理…それに、売上の集計作業、営業部員の資料作成サポートなど、さまざまな仕事があります。 時には陳列の応援や他部署との打ち合わせもありますね。その中で、私が主に担当しているのは物流です。卸売業者さんや営業部員からの依頼を受けて、当社製品の出荷手配を行う業務です。

アース製薬には2018年に入社しました。「自分の身近で使っているものを扱うメーカーで仕事をしたい」と思ったのがきっかけです。自分が使って良い製品だと感じたものを、たくさんの人にお届けしたい。もともと人と話すことが好きだったので、営業職を志望して採用となりました。入社して驚いたのは、自分がそれまで知らなかった製品も含めて、幅広いカテゴリーを取り扱っていることです。たくさんの製品を覚えるだけでも大変でしたが、勉強していくうちに、「良いものを作っているんだな」という気持ちがさらに強くなりました。製品に愛着が湧くので、親戚や友人が「これいいよね!」と言ってくれると、自分が褒められたみたいにうれしいですね。まだ日の目を見ていない製品があると、がんばって売り込みたくなったり(笑)。身近な人たちが喜んで使ってくれている姿を見られるのが、アース製薬で働くことの魅力だと思います。

そして、2020年に営業職から営業事務職に異動しました。その時に上司から言われたのは、「営業部員が気持ち良く仕事をできるようにサポートするのが営業事務の仕事…営業目線を持っているからこそできる仕事だ!」ということです。自分が営業部員だった頃は、営業事務の先輩が細かい仕事を助けてくれたり、必要なデータを集めてくれたりする、頼れるパートナー的な存在でした。だから、営業部員にとって、営業事務は「困った時に助けてくれる存在」であってほしいという気持ちがよくわかるんです。今は、営業部員から言われた仕事を気持ち良く引き受けようと意識しています。

物流担当として特に注意しているのは、欠品しないように出荷をコントロールすることです。欠品すると代理店や営業部員に迷惑が掛かりますが、本当に困るのは代理店でも営業部員でもなく、製品を買えないお客様です。営業部員としての経験でそれがわかっているので、プライドをかけて調整します。東京で足りなければ名古屋や大阪など、全国の支店になんとか融通できないか?と交渉することも。それでちゃんと出荷できて、営業部員から「ありがとう」と言ってもらえた時はうれしいし、「やったな!」って思います。

夏休み前の緊急事態!出荷ミスで大慌て
対処する方法を学んで一つ成長

欠品はNGだけれども、季節や気候によって、特定の製品がどうしても品薄になる場合があります。例えば、虫ケア用品は夏によく売れるので、あらかじめ売上予測しておくのですが、予測がいつも当たるとは限らない…。そういう時は欠品のリスクが大きくなるので、調整が必要です。1カ所のお取引先にたくさん出荷しすぎると、他のところに製品が回らなくなるので、全体に満遍なく行き渡るように出荷数を調整します。営業部員をやっていたので、「先方の希望通りに出荷できないなんてありえない!」という気持ちはわかるし、その辺は常にジレンマとの闘い。会社として、大規模な欠品を防いで全体の最適解を見つけ出すことが大事なんです。

営業事務になって初めての夏休み前のことです。運送業者さんが休みに入る直前だったので、最終出荷を逃すと1〜2週間くらい出荷できなくなってしまうのですが、そのタイミングでミスをしてしまいました。どうしても出荷しなければいけない製品が漏れていたんです。気付いたのが遅い時間だったので、慌てて出荷しようとしても、普段お願いしている運送業者さんのトラックも埋まっていて、運ぶ手段が見つからなくて…。こうなったら、営業車に製品を載せて運ぼうかとも考えました。

最終的には、上司や兵庫県の自社工場とも相談して、つながりのある運送業者さんに頼み込み、ギリギリのタイミングで配送を手配してもらって出荷できました。自分の力だけではどうしようもなかったのですが、さまざまなお取引先と長くお付き合いして関係性を作っていた上司のおかげで、緊急事態を乗り切れました。この経験から、目的を達成するための手段は一つではないと学びました。普段から関係性を持てていれば、二の手、三の手がある。それを知ったことで、落ち着いて対処できるようになりました。もちろん、緊急事態に対する「奥の手」は使わないで済むようにしないといけないので、今は出荷前のチェックを2人体制にすることで、ミスを防ぐようにしています。

困った時に的確にフォローしてくださる上司のことは、純粋に「すごいな!」と尊敬しています。昔の話を聞くと、自分と同じようなミスをして奔走したこともあったとか。「そういうこともあるよな」と、元気付けてもらいました。「2回目がないように」とは言われましたけど(笑)。それ以来、夏休みやゴールデンウイークなどの連休前は、「絶対に抜け漏れがないように注意しよう」と、自分の中でギアを一段上げるようになりました。

物流担当に若手のパワーを取り入れる!
新しいことに挑戦し、今後のための土台を作りたい

アース製薬は、昔ながらの部分がありつつも、新しいものを取り入れて変わっていこうと積極的に取り組んでいる会社です。例えば、服装の規定が変わって、自由な服装で勤務できるようになりました。スーツを着ている時よりも動きやすくて快適です。

物流担当の分野も、変わっていこうとしています。以前は若い人がほとんどいなくて、ベテラン担当者が長年の経験をもとに仕事をしていたそうです。そこに若手を増やそうということで私が入り、それからさらに若い人が増えて、ちょっとずつ雰囲気が変わってきました。今は、若手メンバーの中で考えられることを精いっぱいやって、この先に向けての新しい土台作りをしていけたらいいなと思っています。そのために、作業の一部をデジタル化してみるなど、今までの物流担当がやっていなかったことにも挑戦しています。

最近では、物流業務のマニュアル作成に取り組みました。先輩方が経験則でやっていたことをマニュアルにして標準化すれば、次世代への引き継ぎがスムーズになるだろうと。でも実際にやってみると、細かく説明しようとしても言葉にできない部分があったりして、難しかったですね。そういう時は全員で話し合って言葉に起こしました。私は若手の中では先輩方に近い立場にいるので、他のメンバーと先輩方との橋渡し役になるようにしています。そうやってみんなで取り組んだおかげで、マニュアルは一通り完成しました。これからしっかり活用していきたいと思います。

営業職と営業事務職を両方経験してきましたが、結果的には営業事務の方が向いているのかも、と思っています。営業部員とも良いコミュニケーションをとれていると感じますし、楽しんで仕事をしています。営業部員からは突然依頼が来ることもあるし、大まかな情報しか渡されないこともあります。それでも素直に受け入れて、すぐに動ける人が向いていると思います。まずは、「どんな仕事でもやり切るぞ!」とガムシャラにやる気持ちを持ってほしい。一緒にバンバン仕事してくれる人を待っています。

ある1日のスケジュール

出社
メールや在庫状況を確認し、本日の出荷準備
昼食
会社近辺はおいしいお店が多く、その日の気分に合わせてお店を選んでます。
会議
全国物流担当でリモート会議。欠品や品薄を未然に防ぐため全国で情報交換をします。
出荷業務
他支店や協力会社、お取引先と連絡を取りつつ、適正数量の出荷を心掛けます。
資料制作
数量限定品の管理資料を作ったり、実績確認をしたり。明日の出荷に向け準備を始めます。
退社
本日もお疲れ様でした!趣味の時間開始です。
9:00
出社
メールや在庫状況を確認し、本日の出荷準備
9:30
出荷業務
他支店や協力会社、お取引先と連絡を取りつつ、適正数量の出荷を心掛けます。
12:00
昼食
会社近辺はおいしいお店が多く、その日の気分に合わせてお店を選んでます。
12:50
資料制作
数量限定品の管理資料を作ったり、実績確認をしたり。明日の出荷に向け準備を始めます。
15:30
会議
全国物流担当でリモート会議。欠品や品薄を未然に防ぐため全国で情報交換をします。
17:20
退社
本日もお疲れ様でした!趣味の時間開始です。

※記載の所属・業務内容は取材時点の内容となります。

休日はどう過ごしていますか?

多趣味なので、休日もやりたいことがたくさん!

休日はいろいろやってます。野球を見に行ったり、お酒を飲みに行ったり、スポーツジムでトレーニングしたり。ギター演奏も趣味なので、社会人バンドにも参加します。オフの時は没頭して遊び、平日はバシッとスイッチを切り替えて仕事に集中するように心掛けています。

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